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これは未来に起こりうる現実である「預言者ピッピ」


以前書いたオススメマンガの記事コメント欄でとある質問を頂いた。

「かんりにんさんが今まで読んだマンガの中での歴代TOP10は?」

これまでにぼくが読んだマンガの数なんて、全体からすれば数%にも満たないレベルだけど、それでも膨大な数になっちゃう!

だから「いつか決めることができたらいいなぁ」くらいのスタンスなんだけど、「このマンガは是非間違いなく入れておきたい!」という一冊を思い出した。

それが「預言者ピッピ」

実はまだ未完結ながら、連載開始から16年でまだ2冊しか単行本が出ていないという異例のマンガ。笑

雑誌連載開始は1999年。
1巻発売が2007年。
既にその雑誌は廃刊となり、連載は続いていない。

しかし作者の描き下ろしを加え、4年の時を経て2巻発売!
そして今、3巻の発売を心待ちにしている…

作者の地下沢中也先生は、「第3巻は、そこまでお待たせしない予定です。おそらく。」と言っているが、はや5年目w

どんなマンガかというと…

「預言者ピッピ」

地震を予知し、災害を回避するために開発されたロボット「ピッピ」。
ピッピはヒューマノイド型スーパー・コンピュータ。

親友・タミオとともに「成長」していくピッピだが、ある衝撃的な事件をきっかけに自ら活動を停止してしまう。
そして再び目覚めた彼の口から語られた、畏るべき預言とは──


この記事のタイトルにも書いたけど、これはただのSF(サイエンスフィクション)では無く、起こりうる現実だと思っている。

もちろん細かいディテールの違いはあるだろうけど、現時点までのテクノロジーの進化を見ていると、いつか辿り着く現実だろう、と。

「つまりぼくらは 人類の未来を全て計算しつくしちゃったんだ」

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これは作中のセリフだけど、この世のすべてを計算できたとしたら…

未来も全て決まってしまうのかな?

そうなれば、人間はどうしたらいいんだろう?

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「シンギュラリティ」という言葉がある。

それは「技術的特異点」の事であり、加速度的に進化したコンピューターが人間の脳を完全に超える地点。
それは、ただの計算能力だけじゃなく、知能や意識まで持つようになる、と。
それ以降は、そのコンピューターがさらに高度なコンピューターを産み出し、これまでとは比べ物にならない進化を遂げる…という。


これが起きるとこれまでの常識がガラリと変わり、まさにこの「預言者ピッピ」の世界が…いやそれ以上に予測不能な未来がやって来るだろう。

このマンガは、SFマンガに良くある「既にコンピューターに支配された世界」では無く、そこに変わりゆくまでの変遷期を描いているところがまた面白い。

段々と、ピッピの予測(預言)だけを信じればいいと思い、考えることを放棄していく民衆。

人間は、まだ来てもいない未来を現在と同列に考えるようになる。

「従い 流される事しかしない 脳なしのゾンビども」と作中のキャラクターは民衆を揶揄した。

そうなったら、人間はどう生きればいい?

人間が人間であるためには…?

その答えの1つを、とあるキャラが答えた。

ただ一人(一匹)、しゃべることができるようになった猿のエリザベスの発言だ。

「あなたの頭の中には いったい何が入っているの?」

「何かを考えているようでいて 結局あなたは 所詮自分では何も考えていない」

「人間に劣る猿ではあっても 私の頭の中には脳ミソが入ってる」

「見たことはないけど “考えられる” それが証拠よ」

「あなたがもし考えることをしない人間なら いったいあなたは何のために人間なの?」

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これは名言。

これは、見て損は無い作品だと思う。
この先、完結するかどうかは謎だけどw


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コメント

No title

16年で2冊か・・・いやいやファイブスター物語の続巻を待つのとたいして変わらないペースだと思えばいいか。
題材からして凄く面白そうなんですけど続き気になるのに長期間悶えながら待機してないといけないというドM向け漫画をこれ以上増やすのは自分的にどうなのよと躊躇してしまいます。
超人ロックみたいに掲載誌渡り鳥すぎて追うのが大変な漫画も困りもんですが続きいつになるかわからないで待ち続けるのはジャンプの発売も待てずにネタバレサイト見てる位の堪え性の無い身には辛すぎるからなー。
まあ我慢出来なくなったら手を出しちゃうんだろうけど。

No title

わお!コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )

他に続編を待ってる漫画が幾つかあるんですかー?

ハンターハンターとか?笑

でも、これもその中の1つに加えて欲しいですー( ´ ▽ ` )ノ是非!

No title

そんな前から連載を⁉︎すごいー!笑
でも絵柄も可愛らしくてそんなに昔のマンガっぽくないですね(๑´。`๑)
面白そう〜ポチっちゃおうかなw

>ぱるさん

ONE PIECEは18年で80冊出してますからねw

40倍か~(゜_゜>)笑

これはおすすめですぞ!

あまり本屋とかには置いて無いから、ネット購入をお勧めします(*^。^*)

ハンタは当然のこととして、一応、代表どころのベルセルク、バスタード、ガラスの仮面,NANAはバッチリ押さえています。

何年も待ったけどもう無理なんだろうな・・・なんていう放置の未完作品は腐るほどありますが無駄と思いつつストップひばりくんのような形でももういいから完全版でてくれないかななんて仄かに思っていたり。

去年待っていたけど出なかったゴーストハント(漫画)あたりが不定期かな?
何年も十なんねんも続きを待ってるものに小説も含むととんでもない数になるかも。

マイナー?どころでは那州雪絵の超嗅覚探偵NEZ
雑誌掲載からコミックスになるまで時間かかった。けど2巻は思ったよりは早く出てくれた。次はいつでるかは不明だけど。
内田美奈子のBOOMTOWNは雑誌なくなっちゃって多分コミックスも廃版だけど本人まだ終わってないで宙ぶらりんってHPに載ってたからかれこれ16年以上はずっと待ってます。

あとはまあBL系は何年もまつのは当たり前なので・・・こちらは作品名は上げませんが、これも数件?十数件?抱えております。

No title

おおお~押さえてますねェ!笑

たぶんぼくより読んでますw先輩(^○^)

ベルセルクの作者なんて、こないだ違うヤツ描いてましたしね。笑

>ゴーストハント
>超嗅覚探偵NEZ

この辺りなんて聞いたことも無かったっす(+o+)

ましてやBLには踏み込んでもいない~~w

いや~、しかし逆にこの状況なら一作品増やしちゃっても…?笑

No title

ー読了
「パパだって分かっていたんだ、いずれ将来それをしてしまうってことを」
読んでないと分かんない台詞ですが、ぞっとしました。
僕らがいくらブレーキを踏んだところで、止められない未来がある。それをうっすらと分かりながらも、抵抗せずにはいられない。科学と倫理の話。倫理のブレーキは、人類全体で見た時に果たして何の意味があるのだろうか。私はしない、ということに過ぎない。でもきっと、何十年後、何百年後、何千年後、何万年後、状況がそろえば必ず人類はそれをやるだろう。いや、その状況はもう訪れてるかもしれない。時間を送らせて何の意味があるのだろうか。
太田光が「科学は止められないんだから、いっそのこと全部やってしまって一度世界は終わらせてそこから始めた方がいい」なんて内容を言ってたことを思い出しました。
この本について語り合える友人がいないのでずっと書いてしまいそうですが、本当に読んでて楽しかった。上記の内容もこの作品のほんのほんの一部です。てんこもり。
コメディでもファンタジーでもなく現代ホラーと呼ばれるのが似合う漫画でした。僕的にはいがらしみきおが描く「sink」の怖さに似ている。小説では、さっきあげた太田光の事務所の名前の元にもなっている「タイタンの妖女」がこの怖さへのアンサーブックのような気もしました。
いやー、楽しかった。何度も読んで何度も考えたい。いや、怖いから考えざるを得ない。でもそれが気持ちいい!
かんりにんさんのBEST10が俄然楽しみになりました!
、、、なんで俺がこんな勝手にオススメしてるんだろう。(これもラプラスの悪魔の仕業か)

>ゴリラマンさん

おお、読まれましたか!

ぼくも周りにコレを読んでる友人が居ないので、熱い感想書いてくれてめっちゃ嬉しいです♪( ´▽`)

この漫画の結末はどうなるのか…1つの漫画としてのラストってだけでなく、今を生きてる人間としても楽しみなんです( ´ ▽ ` )

ただ、いつになるのかw

いがらしみきお先生の「sink」はまだ読んでいないので、読みたくなりました!

ぼくのTOP10は…死ぬ間際までには決めときます!笑

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