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海の戦士ソラの作者はジャッジ?それはジェルマ復活の狼煙


世界経済新聞に掲載されていた絵物語「海の戦士ソラ」

世界中にファンがいると言うその絵物語は、ヴィト曰く「海軍の英雄を元に創られた物語」だと言う。

ではこの物語は、「いつ」「誰によって」描かれたモノなのか。

今回は、ここまで出揃った情報を元にそれについて考えてみたい。



絵物語「海の戦士ソラ」とは


まず、絵物語「海の戦士ソラ」についてまとめ。

・海の上を歩けるヒーロー「ソラ」の英雄物語

・ソラは「合体ロボ」と「カモメ」を従えている

・ソラが悪の軍団「ジェルマ66」と戦う物語

・海軍の英雄達の実話を元に創られた物語

・子供達へ「海軍はいつも正しい」と思わせるための洗脳教材

・ジェルマ66には総帥と5人の戦闘員がいる

・その戦闘員は「赤 青 緑 桃 黒」のカラーリング




いつ頃描かれた物語?


ローが「昔 新聞に載ってた」と言っていた事。

そして、ヴィトが嬉々として語っていた事から、「海の戦士ソラ」は10数年以上前には既に掲載されていたんじゃないだろうか。

「あんたらを応援していた」と言うヴィトに対し、サンジは「おれを入れんじゃねェ‼︎あいつらとは無関係だ‼︎」と言っていた事から、現在のジェルマをモデルに描かれたのかな?とも思えるが、だとしたらその期間居なかったサンジの存在が合致しない。

ローは、ジェルマのNo.3“ステルス・ブラック”の存在も認識していた。

つまり絵物語に登場しているという事だ。

であるならば、絵物語が先にあって、その後サンジ達がそれに見合う存在になるように作られたと考えた方がよさそうだ。

WC城の図書室でも、マムの兵士が「本物のジェルマ66」と言っていたけど、絵物語に合わせて「本物を作った」んだ。



作者は誰?


結論から言うと、ジェルマ66の総帥である「ジャッジ」自身なのではないかと考えている。

そう考えるポイントは3つ。



① ジェルマ復活計画の一部


ジャッジは幼いサンジに向かってこう言っていた。

お前達は私の思い描く

ジェルマ復活の計画の一部なのだ!!!


サンジ達を作った事もジャッジの計画の一部だ、と。

それは、事前に絵物語で名を広めた「悪の軍隊ジェルマ66」を実際に作り上げる為。

上のブロックで考えた様に、「海の戦士ソラ」の物語が10数年以上前から世経に掲載されていたのなら、それに合わせる様に血統因子の操作をし、それに見合う存在を作り上げたと考えた方が妥当だろう。


② 主人公とジャッジの妻の名前の一致


物語に出てくる主人公「ソラ」は、ジャッジの妻と同じ名前。

これは絵物語の中とはいえ、自分達を倒す存在である「海の戦士」は、自身の妻である「ソラ」が良いというジャッジの思い?


③ 世界経済新聞社とジェルマの縁深い関係


そして、世界経済新聞社社長のモルガンズもこう言っていた。

ジェルマと我が社も縁深い!!


もしも、「海の戦士ソラ」が単なる海軍によるプロパガンダで、一海兵の描いているものだとしたら、ジェルマと縁が深まる事はないだろう。

つまり、この発言からも「海の戦士ソラ」の作者はジェルマに関わりがある者である事が伺える。



何のために描かれた物語?


上にも書いたように、これはジャッジの策の一つと考える。

遠い過去の栄光を再び手にしようと考えているジャッジは、絵物語を利用し悪の軍隊「ジェルマ66」の名を世界に広めようと描いたものが「海の戦士ソラ」なのではないか。

海軍を賞賛するような絵物語を描く事で、世界政府とも良好な関係を築くことも考えた?

しかしその実「魅力的な悪」を描くことで、その存在を世界に広めた。

事実、ヴィトの様にジェルマのファンだという者も出てきたし、戦略としては上々だろう。


まとめると、ジャッジがジェルマ復活の礎として10数年以上前に「海の戦士ソラ」を描き、それに合わせる様にジェルマの科学で子供達を作り上げた、という事になるかな?


[関連リンク]

海軍のプロパガンダ!絵物語「海の戦士ソラvsジェルマ66」

「海の戦士ソラ」に登場する“ジェルマ66”の詳細がアニメで補完された件

サンジの母の名は「ソラ」!絵物語の主人公と同じ名である意味は?

コメント

>みみさん

> なぜソラは好戦的なジャッジと結婚したのか、成り初めを知りたいですね。もしかしたら何かその辺にこの物語に繋がるものがあったり無かったり。

確かにそこは知りたいとこですよね!

一気に色々分かるかもです(*'▽')

ちょっとズレてしまいますが、ソラってかなりの美人ですし平和を望みそうな優しい女性って感じですよね。なぜ好戦的なジャッジと結婚したのか、成り初めを知りたいですね。もしかしたら何かその辺にこの物語に繋がるものがあったり無かったり。

>あっかんべェさん

> 元々はソラの大冒険で。
> レイジュが描くころになって、ジェルマを悪く描いたのかなぁとか思いました。

なるほど~ジェルマの部分はレイジュの追加分だと!

でもそれを世経で発表するとなると、どうしてもジャッジの影が見える気が('Д')

No title

元々はソラの大冒険で。
レイジュが描くころになって、ジェルマを悪く描いたのかなぁとか思いました。

それでも齟齬はあるのか・・・

なんとなく尾田先生のような漫画家を夢見る少年が思い浮かんだりもするんですよね。
それが若き日のジャッジ?

>あっかんべェさん


> まだ小さいレイジュにソラが話して聞かせた絵物語とか。
> ソラが亡くなってから、レイジュがソラから引き継いで、ジェルマを悪く書き始めたかな?とか。

元々身内にだけ話す話だとしたら、自分たちが負けまくる話ってのはおかしい気が。笑

Re: タイトルなし

> 新聞社のコネで「取材させてもらった」ってのが一番しっくりくるかなーと。

新聞社が海軍とジェルマに取材して描かれた物語って事ですかね。



> あと、過去のジェルマ66の活躍はどうなんですかね?当時のジェルマにも今よりは劣ってても特殊能力があったんじゃないかなぁ?

う~ん、特殊能力者の作成に成功したのはレイジュが初めてだったんじゃないですかね?

>大将さん

> >ジャッジは自分が悪だと認識

ですね!自分を「悪の親玉」と認めてる感じでしたもんね(^^)

>せんさん


> ジャッジ作だったとして。
> ジェルマの宣伝だけではなくソラヘの懺悔の気持ちも込めていたのではないないか、と思いました。
> ジェルマの復活のみを願って描いたとすれば、ジェルマを英雄とした方が都合がいいと思うんですよね。

なるほど~ソラへ対しての気持ちがあの物語を作り出した、と(*'▽')

Re: No title

> うーんでもジャッジが作者ならわざわざ海軍を称賛するような内容にする意味があんまりわからない気がします
> 当のジェルマは物語の中では負けっぱなしだし
> ローが正当な読者と主張しているようにほとんどの読者はジェルマ嫌いだっただろうし…

ふむ…ただ「ジェルマ66が強い」という絵物語にしたら良かったのにって事ですね。

う~ん、ジェルマは「悪の軍隊」としてのイメージが付けたかったのかな?

それと世界政府賞賛の絵物語の悪役として登場する代わりに、色々と無茶をやっても許される権利を得たんじゃないかな、と予想してたりします。

例えばジャッジの起こした「四国斬り」とかの件、ノースを征服しようとしている件に、世界政府は目をつぶっていた状態じゃないのかな?と。

まだまとまってないですが。笑

No title

自分もジャッジ派なんですけれど、ここにきてレイジュが大きく関係していそうだなと。

まだ小さいレイジュにソラが話して聞かせた絵物語とか。
ソラが亡くなってから、レイジュがソラから引き継いで、ジェルマを悪く書き始めたかな?とか。

新聞社のコネで「取材させてもらった」ってのが一番しっくりくるかなーと。
あと、過去のジェルマ66の活躍はどうなんですかね?当時のジェルマにも今よりは劣ってても特殊能力があったんじゃないかなぁ?

No title

>ジャッジは自分が悪だと認識
管理人さんの考察を読んで、私もせんさんとほぼ同じ妄想しちゃいました^^;
なので、自分が押し殺した良心と同義でもある妻のソラに似ているサンジに対して、必要以上に虐めたのかな?とも。

私もジャッジが作者なんじゃないかと、最近考えていました。
あの物語は、少なくともソラを知っている人間が描いた可能性が高そうですし、となると、それはソラに近しい人物で、かつソラの死の詳細を知っているのではないか、と思ったんですよね。だから、ジェルマの人間であるソラを、ジェルマを懲らしめる敵として描いた。

ソラの親なり親類が描いた、ということも考えはしたのですが、しっくり来ず。ジャッジが描いたとして、考えてみたら妄想が広がってしまい…w

ジャッジ作だったとして。
ジェルマの宣伝だけではなくソラヘの懺悔の気持ちも込めていたのではないないか、と思いました。
ジェルマの復活のみを願って描いたとすれば、ジェルマを英雄とした方が都合がいいと思うんですよね。

ジャッジは自分が悪だと認識しているような発言がいくつかあります。ジャッジのこれまでの行為は、父親としても夫としても人間としても許されないことだと、本人が認識しているのではないか。だけれどどうしても止められない意地や想いがあった。とはいえ、ジャッジの中に良心が存在しないわけでもない。
だから、ジェルマの名とその科学力を知らしめるのと同時に、残った良心で命を賭して神をも恐れぬ行為に抵抗したソラを英雄とした物語を描いた。
ジャッジはソラを愛していたようにも見受けられますし。

ジャッジが描いたとして、わざわざ自分たちを悪役とするとしたらその理由は何か、敵対する戦士を妻の名前にしたのはなぜか。そんなことを考えていたら思い浮かんだことです。

そして、それが海軍にとっては洗脳教材として利用価値があったのではないか。

まあまだ全く説得力に欠けるんですけどねw

No title

うーんでもジャッジが作者ならわざわざ海軍を称賛するような内容にする意味があんまりわからない気がします
当のジェルマは物語の中では負けっぱなしだし
ローが正当な読者と主張しているようにほとんどの読者はジェルマ嫌いだっただろうし…

>あーさん

> 世界経済新聞社の新聞に掲載されていたんでしょうね。

それは作中で確定してますよ~!!

>サンシさん


> もしジャッジが「海の戦士ソラ」の作者だとすると、サンジたちが生まれる前から物語を描いて世に出していることが前提かと自分も感じます。

であるならば、21年以上前になる(レイジュの事も考えれば24年前になる)んですよね。

サンジ達が生まれてから、能力の開花の兆候を見て描いた、とも考えられそうですね!



> ジャッジは原作・構想のみの作者なのか、それとも絵まで描いていたのか、というところも気になりますし想像すると面白いですね。

そこは確かに気になりますねぇ。

さすがに絵までは別かな?(*'▽')笑

世界経済新聞社の新聞に掲載されていたんでしょうね。

うんうん、面白そうな考察です。

管理人さん、勘がいいですね。面白い考察です。

もしジャッジが「海の戦士ソラ」の作者だとすると、
サンジたちが生まれる前から物語を描いて世に出していることが前提かと自分も感じます。

と言うのも、
イチ・ニ・ヨンは赤子の頃から能力を発現していたらしい描写が、レイジュの回想にあったからです。

「海の戦士ソラ」の物語が先にあって、それに揃える形でジャッジは子どもたちを作った(作った、って言い方は気持ち悪いですが……)。

更に突き詰めるならば、
ジャッジは原作・構想のみの作者なのか、それとも絵まで描いていたのか、というところも気になりますし想像すると面白いですね。

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