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[ワンピース 考察] 異空間を作り出す能力について考える


食べれば超人的な能力が宿る“悪魔の実”。

一口に“悪魔の実”と言っても能力は幅広く、おおまかに3つの系統に分けられる。

自然(ロギア)、動物(ゾオン)、超人(パラミシア)

今回は超人(パラミシア)系…その中でも更に特異な「異空間を作り出す事の出来る能力」について考えてみたい。

つまり、元CP9のブルーノの“ドアドアの実”と、ビッグ・マム海賊団のブリュレの“ミラミラの実”についてだ。

まず、この2つの能力についてまとめ。

[ドアドアの実]

・触れた場所にドアを作り出すことができる

・作り出したドアは、閉めるか時間経過で消滅

・「大気の壁」にドアを作ることで、別次元へと出入りできる“空気開扉(エアドア)”という技を持つ


[ミラミラの実]

・鏡を生み出すことができる

・鏡で攻撃を反射することができる

・他者の鏡像に変身することができる

・他者を別の者の姿に変えることができる

・能力者本人に触れていれば他人でも出入りできる

・鏡の中の世界“鏡世界(ミロワールド)”に出入りすることができる

・鏡世界内では誰でも鏡と意思疎通ができる


この2つの能力に共通した部分が、共に異空間へと繋がる事の出来る能力だという事。

つまり、ブルーノの“空気開扉(エアドア)”とブリュレの“鏡世界(ミロワールド)”だ。

厳密に言えばこの2つの能力は若干違うんだけどね。


という事で、両者に共通する箇所違う箇所をまとめ、この特異な能力を紐解いていきたい。

4988.jpg

[共通点]
・能力者自身が異空間の入り口を作れる
・能力者以外の第三者もその空間に入れる
・中から外を覗くことができる


[異なる点]
・異空間内の距離が、現実と一緒(ドアドア)か長短様々(ミラミラ)か
・外から中を、見ることが出来ない(ドアドア)か見ることができる[鏡からのみ]か
・別次元(亜空間?)へと繋がる“空気開扉(エアドア)”と、別世界に繋がる“鏡世界(ミロワールド)”


[比較できない点]
・ミラミラは能力者本人が気絶しても“ミロワールド”は解除されなかったが、ドアドアは不明。


さて、ここで[比較できない点]で挙げた疑問。

気絶しても消えない空間である“ミロワールド”について。

ブリュレ自身が「こんな世界を…」とイメージして作り出した世界であれば、ブリュレの意識が途切れたら消えるのかな?と思っていた。

過去を振り返れば、ドレスローザでのシュガーの“ホビホビ”の能力やジョーラの“アトアト”の能力は気絶で全解放され、バンダーデッケンの“マトマト”の呪いも気絶で消失した。この様に、悪魔の実の効果は気絶によって消え去るモノもある。

しかし、ミロワールドは消えないように出来ている。

という疑問をいつかの記事で書いたら、「そういう世界が元々あって、ブリュレはそこに繋がる扉を鏡で作り出しているだけなのでは?」というご意見をいただき、多少腑に落ちた。

ミロワールド内の鏡達が誰の問いかけにでも答えるのも、ブリュレが主となってその世界を作ってないから?

そしてブリュレ自身もどこに難の鏡があるか把握していないというのもその説を多少有力なモノにする…かな。

ブルーノの“エアドア”についても、そういう事なのかもしれない。

今後、これ以外の異空間系の能力が出てきたらまたヒントがもらえるかもしれないから、注視しとこう。


[モンドールの「本の世界」について]

書司の異名を持つモンドールの「本」の能力も、また「異空間」を創り出す。

まずその能力の概要についてまとめ。

①本を自在に操ることができる(飛ばす。浮かせる。)

②生物を閉じ込める事が出来る(標本の様に。中に居る間はその者は永遠に年を取らない)

③本の世界に引きずり込むことができる(上の標本用の本とは違い、様々な物語がMIXされたような世界)


「本の世界」には大きく分けて2種類あり、上のまとめで言うと②と③だ。

4992.jpg

③の方は、「現実世界」に「本の世界」を重ねたようなイメージで、中に入ったルフィにも外にいるナミや敵たちの姿も見えていた。もちろんナミにも、本の世界に入ってしまったルフィの姿は見えているようだったし、コレに関しては異空間というかちょっとした催眠のように感じた。本がパタンと閉じると解ける一瞬の催眠。

気になるのは②の方だ。標本用、囚人用で図書室&囚人図書室と保管場所を変えてはいるが、本質的には同じものだろうと思う。

「本の中には無限の世界」

「本の中にいる者達は永遠に歳を取らない」


ドえらいスケールの能力だ。

これについてマムは「我が子モンドールの能力だよ」と言っていたが、これに関しても上記でまとめた結論を当てはめてみる。

つまり、元々この世界には「本の世界」なるモノがあり、モンドールの能力はそこにアクセスできる類のモノだ、と。

こうでも思わなきゃ、図書室および囚人図書室のあの膨大な数の本を全てモンドール一人で管理している事になる。

まぁ、これについても「そういうもんです」と言われればそれまでだけど。笑

コメント

>名無しさん


>「異世界に繋がる」としてあの世界に建築物を作った人(?)はどうしたのか?

これまた深掘りした疑問が出てきましたねぇ(-""-)笑

かつてのミラミラの実の能力者が相当な使い手で、鏡世界を作って、死後もその世界は続いてる…とか?

現在のミラミラの使い手は、鏡でそこに繋げてるだけみたいな('ω')

No title


>いろいろと異空間が存在する事を示しているので、ラフテルも異空間にあるという事もありですよね

ありですね~~!!

通常の空間にあれば、偶然でも発見されないってのはおかしいですもんね('Д')

No title


>緑牛は空間系の能力者だと。黄猿=光⇄藤虎=重力⇄緑牛=?で三すくみになるとしたら空間かな、と

おお、面白い。

「光」「重力」「空間」ですか(''Д'')!

>山賊王さん


>ミロワールドはマムが万国にソウルを分け与えた時にできた副産物じゃないかと

ふむふむ。

鏡世界の鏡たちも喋るからそうお考えになったんですかね( ^ω^ )?

>わーみーさん


>ブリュレ1人の力でこんなにできるもんなのかって思ってたんですけど

ちょっと気になる件ですよね('Д')

まぁ、考えすぎかもですが。笑

>あげさん


>今後、ドアドアの実の上のヘヤヘヤの実ってのが出て来ていろいろ解決しそうな気が

ほうほう!

異空間系の能力に纏わる疑問が一気に解決とな( ^ω^ )

>リトル.G.Kさん


>今までのブリュレはミラーブリュレで、本体はモンドールさんの本の中で寝ていると思う

そう考えるのは「気絶により鏡世界が崩壊しなかったから」ですかね?

しかし、もしそうだとしたら捕らえられた時に何故それを解除して逃げなかったのかが疑問ですね~|д゚)

>リズムさん


>スケスケの能力。マネマネの能力。コレも似た部分はあるのかなぁなんて思いました。

個人的にはスケスケの実は、五感の一つをキャンセルするって意味でナギナギに近いものを感じました。

マネマネはミラミラが近いかな~??

>ヤマトさん


>ドアドアが覚醒したら

覚醒せずとも使い方によっては色々厄介な能力になり得そうですよね。

ルフィの顔を“回転ドア”で回転させたように、攻撃を受けた瞬間に自身をドア化するような技を身に着けたら、打撃系に対してはいい防御になりそう(^◇^)

挙げていただいた中では③に近いですかね。厄介そう!

>Nolandさん


>”本の中にいるものは永遠に歳をとらない”って点は、モモの助の謎にも関係があるんじゃないかと一瞬思ってしまう

”本の中にいるものは永遠に歳をとらない”ってのは相当異質ですよねぇ!

ただ、本の中で過ごしている間の記憶はあると思うんで、どう考えたらいいのか…難しい能力('ω')w

>あっかんべェさん


>バクバクの自分を食べちゃった後

ワポルには何が見えてるんでしょうか…考えると怖くなる世界|д゚)笑


>ヨミヨミの黄泉の世界とか

黄泉の国の記憶がブルックはあるんでしょうかね('Д')?

いつか語ってもらいたいですな~!

>ハリーさん


>モンドールも悪魔の実かどうかは不明ですが、「本の世界」という異空間を作る能力だと

おお~~!!

モンドールの能力忘れてました(^◇^)

確かに、あれも異空間系の能力ですね!

これについては、追記でまとめます(^◇^)


>カポネの「シロシロの実」も体内という空間を自在に作りかえる能力

なるほど、ベッジのも確かに通常の空間とは異なってますもんねェ!面白いなぁ(*''▽'')

>滝さん


>その亜空間に干渉できるように、悪魔の実が作られたのでは…?

面白い!

悪魔の実の成り立ちにも関係してきそうな事柄に発展していきそうですね(^◇^)

>名無しさん


>ミラーワールドには「ラフテルに繋がる鏡」は無いのかな?

ある程度の効果範囲の限界はあると思います。

今回で言うとトットランド内くらいでしょうか?

更にラフテルに鏡があるかどうかも分からんですしね(^◇^)笑

>キスクさん


>"エアドア"が"アエドア"に

いつものミス!笑

ご指摘ありがとうございます(^◇^)

京都旅行中につき修正遅れました。泣

「異世界に繋がる」としてあの世界に建築物を作った人(?)はどうしたのか?
当然「鏡の世界から現世見えている」筈なので何らかの干渉は無かったのかな?

いろいろと異空間が存在する事を示しているので、ラフテルも異空間にあるという事もありですよね。

異空間を作り出す悪魔の実では無く、異空間は存在し続けていてそこへアクセスする権利を持つことができる悪魔の実と考えるべきでしょうか。

緑牛は空間系の能力者だと予想してます
黄猿=光⇄藤虎=重力⇄緑牛=?で三すくみになるとしたら空間かな、と。

ミロワールドはマムが万国にソウルを分け与えた時にできた副産物じゃないかと思います。

なるほど、、、。
なんかミラーワールドは自分の中でもやっとしてて、ブリュレ1人の力でこんなにできるもんなのかって思ってたんですけど、これだったら納得がいきますね。

今後、ドアドアの実の上のヘヤヘヤの実ってのが出て来ていろいろ解決しそうな気がします!
最初ローがルームって言ってたからローがヘヤヘヤの実かと思ってましたが、きっとヘヤヘヤの実も出て来ると思う!

No title

今までのブリュレはミラーブリュレで、本体はモンドールさんの本の中で寝ていると思う。

幽体離脱したペローナみたいな感じ??

ちなみに、モスカートさん  本の中で、まだ生きてると思う。結構な人数の瀕死のマムの子供たちが本の中にいるんじゃないかな。。。

ボンちゃんとアブサロム

ドアドアとミラミラとは関係ないけど、
アブサロムの
姿を消せる(スケスケの能力
ボンちゃんの
姿を変えれる(マネマネの能力
コレも似た部分はあるのかなぁなんて思いました。

ドアドアが覚醒したらやばいですね‼

①地面をドアにして敵を異空間へ落とす・足を拘束

②周囲へのドア化(エアドア含む)で光線技を防御・屈折

③殴られたり蹴られたりしてぶっ飛ばされても、瞬時にドアを自分の周りに展開して、ダメージを軽減(→柔道の受け身みたいな)

④開くドアを利用して攻撃力を増すetc.

管理人さんは①から④のどの能力が厄介だと思いますか。自分は③が厄介だと思います。

No title

先のコメントにもありますが、モンドールの本の能力も異質ですよね。
”本の中にいるものは永遠に歳をとらない”って点は、モモの助の謎にも関係があるんじゃないかと一瞬思ってしまうくらいです。

No title

バクバクの自分を食べちゃった後とか。
ヨミヨミの黄泉の世界とか。

ファンタジーですよね・・・。

No title

あと、モンドールも悪魔の実かどうかは不明ですが、「本の世界」という異空間を作る能力だと思います。

また、カポネの「シロシロの実」も体内という空間を自在に作りかえる能力だと思います。

エアドアは別次元なんですよね…w最初はナミのミラージュ・テンポの能力版なのかな?と思ってましたw

ミロワールドが元々あった別空間だとしたら、悪魔の実の能力で作り出される亜空間系は全部"元々あったもの"なのだと僕は思います。その亜空間に干渉できるように、悪魔の実が作られたのでは…?(ミラミラとドアドアに限りますがw)

ミラーワールドには「ラフテルに繋がる鏡」は無いのかな?
有れば距離はともかく、天候や障害物に邪魔される事無く上陸できるんじゃないかな?

最後の文章の"エアドア"が"アエドア"になってますよ笑

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