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女王の言葉(うた)「ソウルポーカス」の歌詞の解釈


第902話“END ROLL”にてWCI編は終幕を迎えた。

丸々1話を使って、幕引きに相応しいナレーションがミュージカルの様に流れた。

それがコレだ。

ソウルポーカス♪ソウルポーカス♪魂の言葉♫

後ろ髪を引かれるように潮と風に船は引かれ──

戦いの海を後にする♪

決して甘くはなかろうに楽しげに歌う花や木は

甘く誘うよソウルポーカス♪

欲張りな♪ママが仕組んだ大芝居

お伽の王子と美し姫の♪

引かれ合わない操り芝居♫

香り誘う花の蜜にもしたたかな心あるように

世に甘みほど怖いものなし

影の思惑すれ違い 命からがら猿芝居

行きはキャンディ 帰りはギロチン

誰が勝ったか一大興行

ソウルポーカス ソウルポーカス♪身勝手な言葉(うた)♫

甘いケーキにいざなわれたら まずは対価を問うべきだ

こちらにゃ一分の得もなし

お菓子を渡すか♪いたずらされるか♪

世に甘みほど怖いものなし♫

ソウルポーカス ワガママなママ♪

寿命をくれる? それとも…死ぬ?

ソウルポーカス 女王の言葉(うた)


今回は、個人的なこの歌詞の解釈を書いてみたい。


後ろ髪を引かれるように潮と風に船は引かれ──

戦いの海を後にする


「戦いの海」とは、マムのナワバリ「トットランド」。

これは、そのトットランドを後にするルフィ達の事だよね。

「後ろ髪を引かれる」件は、死を賭して自分達を逃がしてくれたペドロと、しんがりを務めてくれたジンベエとタイヨウの海賊団クルーに対して。


決して甘くはなかろうに

楽しげに歌う花や木は甘く誘うよ

欲張りなママが仕組んだ大芝居


「四皇の後ろ盾を得る」という甘い蜜に誘われてWCIにやってきたジェルマ。

花や木は楽しげに歌い大歓迎。

政略結婚だけでは物足りず、ジェルマの全てを奪わんとする「欲張りなママ」が仕組んだのは「殺戮ショー」という大芝居。


お伽の王子と美し姫の

引かれ合わない操り芝居


絵物語に出てくる悪の軍隊ジェルマの王子サンジ(お伽の王子)

シャーロット家の35女プリン(美しき姫)

2人の結婚は、全てがマムの仕組んだ大芝居。

結婚なんてハナから無かったのだ。

プリンの本性を偶然見てしまったサンジも然り。

正に「引かれ合わない操り芝居」


香り誘う花の蜜にもしたたかな心あるように

世に甘みほど怖いものなし


「香り誘う花の蜜」は、「夢の国」トットランドを表してる?

そこは、あらゆる種族が住み、四皇の庇護の下で平和で安全に暮らせる場所。

しかし、その対価は自身の寿命。

それがばら撒かれて作られるのが夢の国トットランドの正体。


影の思惑すれ違い 命からがら猿芝居


「猿芝居」は、“モンキー(猿)”・D・ルフィ率いるサンジ奪還組の大立ち回り。

「影の思惑」は…ベッジ達の計画の事かな?

「触れ合う袖も他生の縁」というし、ベッジ達との「すれ違い」が連合軍を結成し、それもあって「命からがら」なんとか潜り抜けた大死線。


行きはキャンディ 帰りはギロチン


これはマムの信条「来るもの拒まず 去る者は殺す」に掛けてそうだ。

キャンディは、歌詞の中の「香り誘う花の蜜」とも合致。

「来るもの拒まず」どころか、キャンディで「誘ってる」と。


誰が勝ったか一大興行


ルフィ達は確かに得るものも大きかった。

サンジを奪還し、ポーネグリフの写しを得、四皇のナワバリから無事に脱出するという値千金。

しかしペドロの命を失い、しんがりとしてジンベエを置いてきた。

失ったもの、失うかもしれないモノは計り知れない。

しかしそれは、マム側とて同じこと。

この一大興行は、一体誰の「勝ち」だったのか。


甘いケーキにいざなわれたらまずは対価を問うべきだ

こちらにゃ一分の得もなし

お菓子を渡すか いたずらされるか


これは、今回の件を受けた教訓だろうか?

綺麗なバラには棘があり、甘い蜜には毒がある。

甘い言葉にご用心だ、と?


世に甘みほど怖いものなし


ならば「甘みの真骨頂」が用いられたサンジの作ったウェディングケーキは…

それを食べたマムはどうなる?


寿命をくれる?それとも…死ぬ?


これはマムの“魂の言葉(ソウルポーカス)”。

しかし、もしかしたら…

「甘みの真骨頂」を食べてしまったマムの末路を暗示してるのかもしれない。。

――――――――――――――――

てな感じで、解釈してみました!

皆様の解釈もガンガンお聞かせください~~!!

コメント

Re: No title

>麦わらの一味もそう、甘いものを得たら何かを失う・・で・・今回のケーキの分を今から失うという暗示では?

ルフィ達はすでにペドロの命を失ってるんで「済」かな~って('ω')

>寅間さん

>「お伽の王子と美し姫の 引かれ合わない操り芝居」サンジがプリンちゃんと結婚したいと思っている時はプリンはお人形モード。サンジはプリンの本性に気がつくまで真剣に結婚を考えていました。プリンがサンジが好きだと思った時には、サンジにとっては敵陣営の協力者。偽装結婚しようとした相手だから特別には思っているんですが、どこか一歩引いた感じでした。

ナイスな解説ありがとです~!!(^^)/

>マルボロマンさん

>影の思惑すれ違い…サンジとルフィのお互いを思う気持ちがすれ違っていた場面も浮かびます。

おお、なるほど!

確かに「すれ違い」はそっちの方がしっくりくるかも(*'▽')

>バトラーさん

>マム・ファミリーは、甘味の真骨頂を、プリンの力だと思ってるわけですよね。もう一度作れと言われても、作ることができないプリンの行く末が案じられます。

確かに、そこは危惧されますね~~

だからプリンにはひっそりと島を出て欲しいなと考えてます('Д')

No title

追記です・・・麦わらの一味もそう、甘いものを得たら何かを失う・・で・・今回のケーキの分を今から失うという暗示では?

「お伽の王子と美し姫の 引かれ合わない操り芝居」
これ、見事にサンジとプリンが相思相愛になっていないんですよね。
サンジがプリンちゃんと結婚したいと思っている時はプリンはお人形モード。サンジはプリンの本性に気がつくまで真剣に結婚を考えていました。
プリンがサンジが好きだと思った時には、サンジにとっては敵陣営の協力者。偽装結婚しようとした相手だから特別には思っているんですが、どこか一歩引いた感じでした。
最後のキスも、本来ならあれでサンジはプリンの心情もわかったのでしょうが…

歌の通り、お伽の王子と美し姫は、マムがいる限り結ばれることはないのでしょう。
だから、今度は1人の男と1人の女として会って欲しいと切に願います。

影の思惑すれ違い 命からがら猿芝居

影の思惑すれ違い…ベッジのこともあるとは思いますが、サンジとルフィのお互いを思う気持ちがすれ違っていた場面も浮かびます。思い返せば辛いシーンでした(^^;
猿芝居の演者もルフィとサンジそれぞれにも当てはまるのかもです。

プリンが心配

マム・ファミリーは、甘味の真骨頂を、プリンの力だと思ってるわけですよね。
もう一度作れと言われても、作ることができないプリンの行く末が案じられます。
シフォンやプリネラのように、どこかに逃れて欲しい・・・

Re: No title

> 此処で云う甘みは おいしいはなし-マム側にとってジェルマの科学力 ジェルマにとっては四皇の力

あ、それについても記事に書いてますよ(^^)/

「四皇の後ろ盾を得る」という甘い蜜に誘われてWCIにやってきたジェルマ

その上で、この「甘み」についてはダブルミーイングなんじゃないかな?と思うわけです(*'▽')ノ

>縹さん

>今回、置き去りにされた問題がいくつもあるままに一旦の幕引きとなったので、いずれこの事も描かれるのでしょうか

描かれて欲しいですねぇ!

期待しましょうか(^^)/

>バスクさん

> 甘いケーキにいざなわれたら~のくだりはジンベエがビッグマム海賊団から抜けるシーンのところかなと思いました

なるほど!

傘下を抜ける為に「まずは対価を問うべきだ」と(^^)/

「お菓子を渡すか♪いたずらされるか♪」で「こちらにゃ一分の得もなし」ですねw

Re: タイトルなし

>“それとも…死ぬ?”の部分って、ナミが弱体化したゼウスに言ったセリフとも重なりますね。

おお、本当だ(*'▽')

これは益々、ナミが二代目ビッグ・マム的に…笑

ナミは2代目ビッグマム!? 近い未来「天候を従える女」と呼ばれる?
http://onepiece-log.com/blog-entry-1452.html

No title

此処で云う甘みは おいしいはなし-マム側にとってジェルマの科学力 ジェルマにとっては四皇の力 おいしいはなしに飛び付くとそこには策略・謀略・裏切等あって大変なんだよ・・って解釈したのですが?

No title

なるほど~
この世で最も怖いの甘みならば、その真骨頂であるシムシムホイップを食べたマムは…
今回、置き去りにされた問題がいくつもあるままに一旦の幕引きとなったので、いずれこの事も描かれるのでしょうか
楽しみです

甘いケーキにいざなわれたら~のくだりはジンベエがビッグマム海賊団から抜けるシーンのところかなと思いました

“それとも…死ぬ?”の部分って、ナミが弱体化したゼウスに言ったセリフとも重なりますね。

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