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ワンピース novel LAW 第1話 感想 “オペオペの実”の能力習得と仲間達との出会い


季刊誌となった「ONE PIECE magazine」

その始まりとなる「vol.4」からスタートする公式小説の主人公は、トラファルガー・ロー

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novel LAW 第1話あらすじ


物語は当時13歳のローが、ミニオン島で大恩人であるコラソンを失った13年半前から始まる。

雪が降り積もる島で一人何のアテもないローは、元々コラさんと落ち合う場所だった「となり町」へ向かう。

丸三日何も食わずに歩き続け辿り着いた町の名は「プレジャータウン」。

しかし、珀鉛病によって迫害された記憶を持つローは、その街へ足を踏み入れる事ができなかった。

途中海岸でみかけた洞窟で暖をとり、魚でもとって空腹を満たそうとした矢先、珀鉛平の強い痛みがローを襲う。

コラさんに無理矢理食べさせられたオペオペの実を使い、自身の体を手術し無事命を繋ぐも、体力の限界でその場で眠ってしまった。

気がつくとそこは暖かい部屋のベッドの上。

ローは、この老人ヴォルフに助けられたのだ。

見知らぬ老人が持ってきた暖かいスープに警戒するローだったが、安全な事が分かると勢いよくかきこんだ。

ギブ&テイクという信念を持つヴォルフの元に置いてもらうことになったロー。

ある日森の入り口で、イジメられている白くまと2人の少年と出会う。

白くまミンクのベポを助けたローは、これまでの経緯を聞きヴォルフの家に連れて行き一緒に住むことに。

一ヶ月後のある日、森で爆発音が響く。

駆けつけてみるとそこには、以前ベポをいじめていた2人の少年が重症で泣いていた。

1人は脇腹から血を流し、もう1人は右腕が肘から千切れている。

その2人を助けるローとベポ。

4日後、無事ローによって救われた2人の少年シャチとペンギンは、これまでの過去とくだんの件の経緯を話す。

それを聞いたローは、ベポと同じく2人を自分の子分にしヴォルフの家に住まわせると言う。

ヴォルフは、ギブ&テイクを条件に家に置くことを快諾。

5人での奇妙な共同生活の始まりだ。


ルフィの幼少期との相似


上のあらすじが本当に粗すぎだから、ちゃんと小説の方を読んででいただきたいんだけども、このロー達の幼少期が、ルフィ達の幼少期と似ているように感じた。

・血縁関係のない年寄りの家に

・子供達が数人集まり

・養われる関係ではない共同生活


ダダンの元に「エース、サボ、ルフィ」

ヴォルフの元に「ロー、ベポ、シャチ、ペンギン」

だからどうしたってわけでもないけど、同じ“D”を名に持つ2人の生い立ちが多少なりとも似ているってのは何か意味があるのかな?と。


オペオペの実の能力発動


さて、あらすじの方ではサラッと流したけど、今回の小説第1話目の肝はこの「オペオペの実」を初めて使った時のエピソードじゃないだろうか。

体がゴムになると言うシンプルな「ゴムゴムの実」とは違い、能力の発動すら複雑そうな「オペオペの実」をローがあれだけ使いこなせるようになった経緯と言うのは、これまでずっと気になっていた件だ。

能力発動のキッカケは、ローの「意志」。

おれが生き延びないと!

あの人の死が無駄になっちまう!

そんなのは嫌なんだよ!!


この咆哮を契機に心臓が強く脈打ち、ブウンという大きな音ともにローを中心とするドーム状のサークルが出現した。

それは今で言う「ROOM」だ。

このROOM内の感覚は、目を閉じて意識を集中すれば自分の身体の内側までも覗けてしまいそうな程だそう。

パンクハザードでローと対峙したスモーカーも言っていたけど、このROOM内はローにとっての「手術台」。


珀鉛病の治療と練習の成果


大きな問題だったローの体を蝕む珀鉛病の治療は、ローがオペオペの能力を発動して一番最初に取り掛かった手術だ。

体の中を能力で確認した所、肝臓に大量の鉛が蓄積していることがわかった。

能力で肝臓を抜き取り、肝臓内のあちこちに散らばった鉛を1カ所に集め、メスで切除し縫い合わせる。

この時の説明として、「人間の内臓には、本当なら痛覚へ存在しない。だけど能力で抜き取った臓器は体と繋がっているから、それを傷つければ臓器をおおっている膜から痛みを感じる」と言うものがあった。

これがこの手術の1番の難関。

これは作中の描写にもある「抜き出した心臓を殴られたらその痛みが抜き取られた本人に伝わる」ってのと同じかな。

でも、ROOM内でスパスパ斬ってるのは、痛み感じないんだよね?

それと同じように、ロー自身かROOM内で手術する分には、痛みを感じなくて済むような気もするけど、そこは…うーむ。

そして、ヴォルフに見つからないように、その後もオペオペの能力を使いこなせるように練習を続けたロー。

それは、ベポを助けた時に活かされた!

この頃には、能力発動で出現するドーム状のサークルに「ROOM」と言う名前がついてるし、その中で物体の位置を入れ替える「シャンブルズ」も使いこなしてる。

ローは能力を割と早い段階で使いこなせるようになってたのね。

これもコラさんが言ってたように、医療の知識が元々あったからだろう。


ベポとの出会いとゼポの名前の意味


これは84巻のSBSに載ってた件。

[84巻SBS情報まとめ&感想]“ハートの海賊団結成秘話”

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尾田先生がサラッと書いていた出会いを、より詳細に書いたって感じ。

そして、ベポの目的についてもこの時点でローと話してたんだね。

これは86巻のSBSに書かれてた内容だったかな。

[86巻SBS情報まとめ&感想]“ベポとゼポ”


ここでの話で面白かったのは、ベポが語った兄ゼポの名前のエピソード。

あ、兄ちゃんの名前はゼポだよ。

ミンク族の言葉で“イケメン”って意味で…


ゼポの名前にそんな意味が!笑

他のミンク族の名前にも「ミンク族の言葉」で意味があったりするのかが気になってきちゃうじゃないかー!笑

あ、あとローの梅干し嫌いのエピソードなんかも挟み込まれてたね。

なんなんだあの酸っぱさは。

舌がピリピリしてたまったもんじゃない。

おれに言わせれば、あれこそ本当の悪魔の実だ。


ローさん…笑


子分になったシャチ&ペンギン


文字通りローに命を救われたシャチとペンギン。

その件があって子分になったんだね。

ベポをいじめてた2人がどうやってロー達と仲間になったのかが若干不明瞭だったからスッキリ!


天才外科医と死の外科医


そして、この2人を助けた時のローとベポのやり取りがコチラ。

ベポ「こいつら2人とも、助かるよな!?」

ロー「……当たり前だろ。おれを誰だと思ってんだ。おれは天才外科医……トラファルガー・ローだ!」


この時は自分を奮い立たせるためにこう言ったローだけど、やってる事もその技術も正に「天才外科医」の名に相応しいんだよね。

それがその後に「死の外科医」と呼ばれるようになった事の経緯なんかは気になるトコだ。

この小説の中で書かれるかな?

次回も楽しみ!


[関連リンク]

[84巻SBS情報まとめ&感想]“ハートの海賊団結成秘話”

[86巻SBS情報まとめ&感想]“ベポとゼポ”

コメント

Re: タイトルなし

> オペオペの実の能力を使いこなすまでの描写ありましたか。予想が当たってうれしーです(笑)

読んでみてくださーい(^^)/

https://amzn.to/2Hz58KD

オペオペの実の能力を使いこなすまでの描写ありましたか。予想が当たってうれしーです(笑)

>NIREさん

> 天才外科医って言うとホグバッグを連想する

確かに!居ましたねホグバックが(*'ω'*)w

Re: No title

> ローが船員たちから慕われるのも無理はないな、かっこよすぎるもん

ですね!救われたってのは大きいですよね。

>斑海ネコさん

> コラさんがいなくなってどうなるかと思いましたが、救い手がまた現れていたんですね。
> 以前から個人的にローにはルフィとはまた違った特殊な力があるのではと思っていましたが、今回でより有力になった気がします。

コラさんは、ローについて「天に生かされてる」って表現してましたね!

これはルフィと同じトコですが(^^)/

>タコイカチンパンジーさん

> そういえばシャボンディでもジャンバール?を奴隷から解放して仲間にしてました.ローの仲間は,人助けと恩返しの関係が多いのかな?これもまたDの人望でしょうか(笑)

そんな繋がりで仲間を増やしていったならハートの海賊団の絆は強そうですよね(*'▽')

>つかささん

> 原作ではローはドフラミンゴを討つためだけに生きてきたと言ってましたが、当初はそうでもなかったという事ですかね?本人もこれからの目的がないと言ってますし、ヴォルフ達との共同生活も気に入ってるようです。自分なりの「自由」を見つけようと前向きですよね。この後何かあって打倒ドフラミンゴになっていくんでしょうけど…。

なるほど!確かにそうですね!!

ここである種の幸せを感じて生きていけるなら、現在に繋がらないですもんね(^^)

>ハートの親衛隊さん

> シャチとペンギン…本当にノースの生活環境どうなってるの。゚(´つω・`。)゚。
> ノースの闇は深い…

なるほど、こういう事もノースの闇の一環だ、と('ω')

天才外科医って言うとホグバッグを連想する

No title

ローが船員たちから慕われるのも無理はないな、かっこよすぎるもん

コラさんがいなくなってどうなるかと思いましたが、救い手がまた現れていたんですね。
以前から個人的にローにはルフィとはまた違った特殊な力があるのではと思っていましたが、今回でより有力になった気がします。

No title

シャチかペンギンか,腕ちぎれたの!?もう一人の腹部からの出血がかわいく見える笑 しかしこれで助けられたら,ローについていくのも当然ですね.ワノ国での4人の活躍に期待してます!
そういえばシャボンディでもジャンバール?を奴隷から解放して仲間にしてました.ローの仲間は,人助けと恩返しの関係が多いのかな?これもまたDの人望でしょうか(笑)

私も読みました
原作ではローはドフラミンゴを討つためだけに生きてきたと言ってましたが、当初はそうでもなかったという事ですかね?
本人もこれからの目的がないと言ってますし、ヴォルフ達との共同生活も気に入ってるようです。自分なりの「自由」を見つけようと前向きですよね
この後何かあって打倒ドフラミンゴになっていくんでしょうけど…。

さっそく買って読みました!
シャチとペンギン…本当にノースの生活環境どうなってるの。゚(´つω・`。)゚。
ノースの闇は深い…

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