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[ワンピース妄想小説] 12年前シモツキ村、ゾロが二刀流になった理由


※これは、ONE PIECEの作中で描かれていない物語を妄想で勝手に小説風にした記事です※


今から遡ること12年前──

東の海のゴア王国の近くにある「シモツキ村」では、緑色の髪をした少年剣士と黒髪の少女が互いに竹刀を持ち剣道の対決をしていた。

その黒髪の少女は、村にある「一心道場」という剣術道場の一人娘くいな。

くいな「これで1799勝目…何回やっても同じ!そろそろ諦めたら?ゾロ」

その言葉に憤慨し、発奮して言い返す緑髪の少年の名前はロロノア・ゾロ。

ゾロ「くそっ!くそっ!! なんで勝てねーんだ!! もう一本だ、くいな」

あきれ顔のくいなは、もう何度も言ったセリフをなぞる。

くいな「今のままじゃ私には勝てないって。“弱いんだから”」

何も言い返すことができずに悔しがるゾロ「~~~ッ!!」

その夜、ゾロは日課である大きな岩を担いでのスクワット中に、どうしたらくいなに勝てるのかをひたすら考えた。

「485…486…くそっ!…487…どうしたらっ…488…勝てる!?…489…ハァ!!…499…500……」

翌日、まだ答えの出ないゾロはそのモヤモヤを剣で振り払うかのように素振りをしていた。

すると昼頃、一心道場に見慣れぬ者達が数人やって来た。

外で素振りしているゾロの元へ、門下生の少年達がやってきてこう言う。

少年「おいゾロ!道場の方によ、なんかデッケー顔のヤツが来てんだよ!見に行こうぜ!」

ゾロ「…興味ねェ…」

「そっか!んじゃ、おれ達だけで行ってくる!」そういうと急いで道場に帰っていく少年達。

すると、道場の方から大きな声が聞こえた。

「ン~~~~フフ感謝するッチャブル、コウシロウ師範!」

その声が気になるも素振りを続けるゾロ。

するとその後方から声を掛けられる。

??「がんばってるね」

ゾロ「!?――誰だ!?」

??「ああ、急に声かけてごめんよ。私は今この道場に来てる者達の仲間なんだ。でも道場ってのが嫌いでね。中に入らずに庭を見学させてもらってたんだ。」

ゾロ「そうか、邪魔すんなよ!」

??「君は剣士なのかい?」

ゾロ「そうだよ!見りゃわかるだろ、いつか世界最強の剣士になるんだ、おれは!」

??「そりゃスゴイ!君なら確かに強い剣士になりそうだ」

ブンブンと竹刀を振り続けるゾロ「――!」

??「……でも、君…がむしゃらに力込めて刀を握っているね。力を持て余してる感じに見える。」

ゾロ「!?」

??「いや、ぼくは剣は素人だからよくわかんないんだけどね。物凄い力が入ってるなって」

ゾロ「……」

道場の中から『そろそろ行くっちゃブル!』という声が聞こえた

??「おっと、ぼくはそろそろ行かなきゃ!邪魔してごめんね」

そしてその夜――

村の近くに停泊している龍を象った船を見ている少年達「昼間見たか?でっけー顔の人間」「ほら見ろよ 船もでけー」

その傍らで日課の巨岩を担いでのスクワットをしてるゾロ「580…581…」

その船を横目に見つつ昼間の謎の人物の言葉を思い出す。

(がむしゃらに力込めて刀を握っているね。力を持て余してる感じ――)

ゾロ「585…586…(一本の刀で力が余ってんなら……)……!!!」

そして翌朝――

ゾロはある秘策を引っ提げてくいなに戦いを挑んだ。

くいな「また負けに来たの?」

その言葉に怒るゾロだが、その両手には竹刀を二本持っていた。

ゾロ「今日からおれは…二刀流だ!!」

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一本より二本の方が強い…子供の考えそうな事ではあるが周りの道場仲間達はワッと盛り上がった。

『二刀流!』

『カッケー!! さすがゾロ!』

『今日こそくいなを倒せ〜〜!!!』

くいな「いいよ、じゃあやろうか」

思いつきの二刀流、使い慣れない二本の竹刀を一朝一夕で扱いきれるわけもなく、くいなに1800勝目を捧げてしまうゾロ

ゾロ渾身の策はあっさりと敗れてしまった。

周りから漏れる落胆の声と、ゾロの悔しがる声が道場の庭に響き渡る。

くいな「付け焼刃の二刀流で勝てるわけないでしょ。でも――」

ゾロ「――でも?」

くいな「なんでもない」

「なんだよ!」と、竹刀を叩きつけ悔しがるゾロ。

あっさりと負けたゾロだが、これまでになかった手応えのようなモノを感じていた。

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ある日――

早朝から道場で一人特訓しているゾロ

そこにやって来る一心道場の師範コウシロウ

コウシロウ「おはようゾロ。朝早くから精が出るね。」

ゾロ「なァ、先生!おれ二刀流を極めてェ!! くいなには内緒でさ、特訓してくれよ!」

コウシロウ「私自身“二刀流”を修めているワケではありませんので剣術の指南は出来ませんが…」

黙って聞いているゾロ

コウシロウ「練習相手くらいにはなれるでしょう、かかってきなさいゾロ!」

喜ぶゾロ「!!!」

それから数か月、ゾロとコウシロウの早朝の秘密特訓は続いた。

「刀が二本ある利点を考えなさい」

「攻守同時に出来もするが、どちらもが疎かになる恐れもある」

「攻撃力を倍にするか半分にするかは君次第」

コウシロウのアドバイスを受け、徐々に成長していくゾロ。

そして月日が流れたある日――

コウシロウ「ゾロ、君は今何歳になる?」

ゾロ「9歳!明日で10歳だ!!」

コウシロウ「そうですか。いつも私とばかり剣を重ねてますが…そろそろ道場の大人達とも仕合をしてみますか」

自分の二刀流がどこまで年上に通じるか試したくて仕方のないゾロは喜んで答える「おう!!」

昼――一心道場に門下生全員が集まった

その時のゾロは既に少年達の中では断トツで一番強くなっており、敵う者は居なかった。

「彼の更なる飛躍の為に、力を貸してくれないか」と師範であるコウシロウが17歳以上の大人達に声をかける。

「手加減しなくていいんでしょう!?」

そう言うと、ズイっと前に出て来る大柄の門下生、その名も「オオガラ」。

ゾロ「!」

オオガラ「生意気なガキの鼻っ柱をへし折ってやるよ!」

コウシロウ「それじゃあ、始めよう!」

ゾロ対オオガラ戦、詳細な描写を挟む間もなくゾロの圧勝!

オオガラが力を込めて振り下ろした一振りを右でいなし、そのまま左で胴を決めたゾロ。

湧き上がる少年達。

その後何人もの大人たちが挑戦するも、ことごとくゾロに敗退。

途中でくいなも道場に見学に来た。

コウシロウ「(ゾロの力量は分っていたつもりでしたが、実践でもここまでやるとは…これでは…)」

少年ゾロに敗れてイジける大量の大人門下生達

コウシロウ「(…皆イジけて、道場をやめてしまうのでは――!!?)」

別の心配をするコウシロウを余所に、ゾロは最後の大人門下生を倒していた。

門下生達「全勝……」

そしてゾロは、途中から道場の隅に居たくいなを指名し、その場で勝負を挑んだ。

ゾロ VS くいな

「うあーーーっ!!」「やーーーー!!!!」

結果は、ゾロの負け。

くいな「1801勝目…もう数えなくてもいい?でも…」

ゾロ「――でも!?」

くいな「―…前よりは強くなったんじゃない?……すこーしだけ。」

今負けた筈のゾロの目に、活力が戻る。

ゾロ「おい、くいな!おれはいつか世界一強い剣豪になる!おまえも倒す!その日まで待ってろ!!!」

くいな「ふん、弱いくせに」

ゾロ「なるっ!!!」



妄想たっぷりの小説記事にお付き合いいただきありがとうございました。

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[関連リンク]

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コメント

剣道は柳生新陰流
柔道は講道館柔道
それぞれ現在の剣術、柔術の頂点です。
剣道の二刀流は1本を攻撃、もう1本を防御に使います。
武蔵の戦い方は左の短刀を防御兼ジャブ、右の刀をストレートというような戦い方です。

Re: タイトルなし

> 柳生新陰流の二刀流と二天一流の二刀流は違うでしょ。

無学なもので…ちと勉強してきます!!( ..)φメモメモ

柳生新陰流の二刀流と二天一流の二刀流は違うでしょ。

>キケロさん


> 一つだけ、自分は剣道してるんですが二刀流では受けが右の竹刀で攻めが左の竹刀って決まってるんで右と左反対のほうがいいかもです

おお!コレはナイスなアドバイス(*'▽')ノ

さっそく修正しときます!

とても面白かったです!

一つだけ、自分は剣道してるんですが二刀流では受けが右の竹刀で攻めが左の竹刀って決まってるんで右と左反対のほうがいいかもです
まぁONE PIECEのせかいなんで関係ないかもですけど笑

>ギロンさん


> 二刀流開眼秘話ってわけですね
> ??はだれでしょう

革命軍のなかで誰か適した人物居ないかな~?と考えながら描いたんですが最後まで適したキャラが出てこず…笑

そのまま「??」で濁しちゃいました(/ω\)



> 二刀流は武蔵ですが、小池一雄さん原作のムサシという漫画では無名時代に小次郎と知り合いで彼の大柄な身体から振り下ろされる一刀を受けるために十文字受けで二刀流を開眼していました。そのあと二刀のメリットについていろいろありましたがゾロの三刀のメリットってなんなんでしょう

三刀については実際には剣術的なメリットは無さそうですよね~

くいなの遺志を継ぐ意味合いが強そうな('ω')

No title

面白いです
二刀流開眼秘話ってわけですね
??はだれでしょう

二刀流は武蔵ですが
先日モンキーパンチさんと同じ頃亡くなられた
小池一雄さん原作のムサシという漫画では
無名時代に小次郎と知り合いで彼の大柄な身体から振り下ろされる一刀を受けるために十文字受けで二刀流を開眼していました
そのあと二刀のメリットについていろいろありましたがゾロの三刀のメリットってなんなんでしょう

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