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アイランドクジラが壁に頭を打ち付ける理由


第968話“おでんの帰還”の中でこんなセリフが出て来た。

生まれるよ…!! ぼく達の王が生まれるよ…

遠い海でも生まれるね……

2人の王がまた出会う日をクジラ達も喜んでいる


ここで出て来た「クジラ達」とは、魚人島を出発した麦わらの一味一行が遭遇したアイランドクジラの群れの事だろう。

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アイランドクジラとは、グランドラインの入り口「双子岬」にいるラブーンと同じ種類のクジラだ。

この群れの中に、ラブーンと同じ様に「頭に傷を持つクジラ」が何頭かいるのが気になった。

――というのもラブーンは、ルンバー海賊団のグランドライン脱出を聞いてレッドラインに頭を打ち付けるようになり、今の様な傷が出来たのだ、とクロッカスは語っていた。

つまりラブーンの頭に傷があるのは、ラブーンの個人的な理由から来ている。

では何故、アイランドクジラの群れの中にも同じ傷を持つクジラがいるのだろう。

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今回はその件について考えてみたい。


 

頭に傷がある理由


ラブーンがレッドラインに頭を打ち付ける様になった理由は前述の通り。

では他のアイランドクジラの頭にある傷は何だろう?

これもレッドラインに打ち付けて出来た傷なのだろうか。

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ラブーンが頭をレッドラインに打ち付けるようになった理由は「ルンバー海賊団」にあるだろうが、それは他のアイランドクジラには当てはまらない。

つまり、理由は他にあると思われる。



アイランドクジラは賢い


人語を理解できるアイランドクジラの知能は相当高い。

そして更に第968話“おでんの帰還”での海王類達の会話から考えても、クジラ達は未来を見通す力まで持っている可能性すらある。

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そんなクジラ達が、無闇矢鱈に自身を傷つける行動を取るとは思えない。

つまり頭を壁に打ち付けている行動にも、何かしらの「明確な意志」があるのではないかと考えられる。

単なる習性の可能性もあるけど、群れの中でも傷がないクジラがいる事やルフィとの約束のおかげで壁に打ち付ける事を止めたラブーンの事を考えると、そうでもなさそう?

 

打ち付ける壁はレッドライン?


アイランドクジラが頭に傷を作った行動自体は、ラブーンと同じなのだろうか。

つまり「レッドラインに頭を打ち付けた」

そう考える理由は、アイランドクジラの大きさにある。

ラブーンも相当デカいが、成長しきったアイランドクジラはもっともっとデカい。

サニー号と比較すると、「島」程の規模感がある。

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そんな大きさのアイランドクジラが、あれほどの傷を負うという事は、ちょっとした障害物に当たった程度ではないだろう。

それに見合う大きさとなると、世界を分かつ壁「レッドライン」くらいしかなさそうだ。



レッドラインに頭を打ち付ける理由


では何故、アイランドクジラはレッドラインに頭を打ち付けるのか。

記事冒頭に載せた海王類達の会話は、こう続いていた。

2人の王がまた出会う日をクジラ達も喜んでいる

ぼくらもずーっと待っていた

あと少し…今度はきっとうまくいく


この発言から、海王類とクジラ達は同じ気持ちを共有しているのだろう。

共に、二人の王の出現を今か今かと待っているのだ。

それは、以前はうまくいかなかった「何か」を今度こそはうまくやり遂げる為だ。

レッドラインへ頭を打ち付ける行為は、その「何か」に繋がる事柄?

思い返せば、ラブーンが壁に頭を打ち付ける理由も明確には語られていない。

あくまでクロッカスの推測の域を出ない。

当然きっかけは「ルンバー海賊団」の件にあるけど、それはトリガーに過ぎない可能性もありそう。

もしかするとアイランドクジラの 海王類達のやりたい事は、「レッドラインの破壊」

その理由も「空白の100年」まで遡りそうな気がするね。

当時の地形と今の地形が大きく違っている可能性も無きにしも…


いやはや、アイランドクジラの傷だけでも色々考えられて楽しいね!

是非、皆さんのご意見もお聞かせください!!

コメント

No title

傷があるものと、ないものがいますよね。
もしレッドラインに頭を打ち付けているのなら、全てのものに傷があるはず。

アイランドクジラの寿命は、何歳くらいなんでしょう?
人間の巨人族が300歳なので、その2倍、3倍は生きるのかも?
ヤルルは408歳だったから、クジラにも同様に長生きのものがいるでしょう。

なので、800年前の戦いで負った傷ではないかと思います。

もともと海のどこかに生息域があって、数年〜数十年かけて海を回る回遊魚なのではないでしょうか。ロングリング編のような。その間にレッドラインが作られてしまい、帰巣本能で頭を打ち付けているとか。

らぶんが猫ならひたすらパンチ

単純にメスの取り合いか、縄張り争いでできた傷
鹿だって角と角で争ってるでしょ
それと一緒

考察希望

ここで出ている王とは一体なんなのか?

もものすけ→ミンク族の王
しらほし→海王類の王
イム→月人(影)の王の子供→月人の王
ルフィ→地上人の王と月人(日向)の王の子供→地上人の王

補足
月には日向と日影が必ず存在する
宇宙海賊がミンク族に類似しているようにミンク族は元々月に存在してる生物です

頭に打ちつけた振動で世界中に伝えてるのかも

レッドラインを超えて誰かを迎えにいくのか。祝福の鐘を響かせるように打ちつけているのか。お寺の釣鐘の別名に鯨鐘があるそうです。

おそらくはやはり、レッドラインは昔無かった物 もしくは海の中に在ったのだと思いました。

レッドラインの崩壊=魚人島の崩壊の予言にも繋がりますね。マリージョアの宝、陽樹イブ、ノア等のキーワードがそこに集中してますよね。

シンプルに考えると、ラブーンの親とか家族の可能性も
クジラはエコロケーションによりかなり離れた距離同士でもコミュニケーションが取れると言いますし、レッドラインを越えて家族でコミュニケーションを取り、大陸を破壊して会おうとしていたのかも
まあ他の理由の方が物語的には面白いのであくまでわずかな可能性の候補の一つとして。(笑)

そもそもアイランドクジラは西の海にしかいないはずなのに、どうして新世界にいるんですかね?
まぁカームベルトを越えるくらいはこの巨体なら出来そうですけど
海王類が認識しているなら尚更
頭に傷があるのがラブーンの親族なら、レッドラインのせいで会えないことを恨めしく思って頭をぶつけるとか

No title

本来レッドラインとは越えてはならない一線という意味です。
これは軍事的ニュアンスで使われることが多く、仮に越えた場合は文字通り軍事的制裁が与えられます。
ワンピースにおけるレッドラインの誕生にもし世界政府や海軍が関わっているとしたらそれを破壊することで世界全体が本来の姿に戻る気がしますね。
それこそがオールブルーに繋がるのでしょうか。

実際のクジラの習性に夏と冬の大移動があります。もしレッドラインが後から造られたものであるならば、クジラたちは移動ができなくなってしまって頭をぶつけてる可能性も考えられますね。

レッドラインの向こう側に自分達の故郷があったりするのかなー?
ベルリンの壁的な??

4つの海をつなげようとしてる説はありそう
昔のワンピースの正体考察でそんなの見た気がするけど

レッドライン壊してオールブルーを作ろうとしたりして。

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