パンクハザードからドレスローザ、そしてワノ国へ。
シーザー、ドフラミンゴ、そしてカイドウが深く関わっていた
ゾオン系の人造悪魔の実「SMILE」。
今回は、このSMILEについての情報を総まとめにし、気になる事について考えてみたい。
SMILEの製造と流通
悪の科学者シーザー・クラウンがパンクハザードで製造した
「SAD」を元として、ドレスローザにあるドフラミンゴの工場で造られる人造悪魔の実「SMILE」。
オリジナルの悪魔の実と同様に、口にした者に異質な能力を発現させる作用を持つ。
植物を育てる事を得意とするトンタッタ族をもってしても全体の10分の1以下程度しか完成品として収穫出来ず、「とても不自然な果実」とも言っていた。

完成したSMILEはジョーカー(ドフラミンゴ)の闇のルートで売買され流通する。
それは主にワノ国(カイドウ&オロチの元)へ流され、百獣海賊団はこれにより500人を超える能力者軍団を生み出している。
SMILEの特性とハズレの確率
二重丸模様がついたリンゴの様な見た目のSMILEは、えびす町の住人曰く味も美味いらしい。
これはオリジナルの悪魔の実との大きな違いだ。
食べた者がカナヅチになるという弱点はオリジナルと同様。
それに加えSMILEは、複数のリスクを伴う。
その
1つ目として、能力の発現が運任せという事だ。
SMILE能力者は体の一部分を何らかの動物の姿に変身させる事ができるが、全身を特定の動物の姿に変身させる事はできない。
また変身させられる部位は個人によって異なる上、どの部位に変身させられるかはランダム。
→SMILE能力が発現する際のランダム性による優劣更に、「変身したまま元の姿に戻れない者」や「意志を持つ動物の頭部が発現し勝手な行動を取られる者」もいる。
そして
2つ目のリスクとして、能力を得られる確率は1/10という事。
SMILEを食べたとしても能力を得られる確率は1/10で、ハズレを引けばデメリットだけを負う。
そのデメリットとは
「笑顔以外の表情を失う事」。
能力を得られなかった者は一生、どんなに悲しくても笑う事しかできない副作用に苦しめられる。
この副作用こそが「SMILE」という名の由来。
百獣海賊団の戦闘員の階級
メリットよりもデメリットの方が大きいと思われるSMILE。
しかし、それでも異質な能力を求めその果実を食べたい者は多いそう。
百獣海賊団にはそのSMILEによって約500人のゾオン系能力者軍団がいる。
その名も
「ギフターズ(与えられた者達)」。

1/10のアタリを引き(歪な)能力を得た者達だ。
その裏にはハズレを引き、笑う事しか出来なくなった
「プレジャーズ(笑う者達)」が約10倍いる。
そして今も尚、能力を得たいとチャンスを待っている
「ウェイターズ(待つ者達)」の存在も…
百獣海賊団の戦闘員は、SMILEによって階級が分けられているのだ。
えびす町の住民

自らの意志でその果実を口にした百獣海賊団の戦闘員とは違い、飢えからやむを得なくその実を口にしたえびす町の住民達。
SMILEが恐ろしいのは、一口齧った残りの実にも副作用は残り続ける所。
えびす町の住民達の元におこぼれで回って来たSMILEは、百獣海賊団の戦闘員が齧りハズレが確定しているモノだ。
奇しくも味だけは普通のリンゴと変わらないSMILE。
えびす町の住民達もその副作用に薄々気づきながらも、空腹には勝てず何度も口にしたそう。
なんとも悲しい。
SMILEの原料「SAD」が「悲しみ」を表す単語であるのは、偶然か故意か…
SMILE同様、皮肉の利き過ぎたネーミングだ。
SMILEの副作用に治療法はあるのか
では、そんなSMILEの副作用を治す方法はあるのか?
えびす町の住民達の事を考えたら、ワノ国編が終わるまでに治療法が確立されて欲しいと願わずにいられない。
そもそもSMILEとは、血統因子の応用で作られているそう。
血統因子とは、こちらの世界でいう「DNA」の事で、「生命の設計図」とも呼ばれている。
SMILEを食べる事で、そのDNAを書き換えることができるのだろう。
これを治せる者…「医者」もしくは「科学者」だろうか。
強制的に書き替えられた「血統因子」を再び書き換える事が出来れば、元通りになる可能性はあるかもしれない。
それはやはり「科学者」の領域になるのかな?
現在ワノ国にいる医者、チョッパーやローに解決して欲しい気もするけど、流石に厳しい気もする。
であれば、SMILEを作ったシーザーを超える科学者…やはり
「ベガパンク」の出番?
ワノ国編の序盤に、ベガパンクを欲するオロチの描写があった。

可能性は低いが、ベガパンクがワノ国に来る展開も考えられるかもしれない。
→ベガパンクはワノ国を訪れたことがある?もしくは「ヒルルクの桜」よろしく、チョッパーが「万能薬」を開発する…!?
そんな展開も面白いかもしれない。
――という事で、人造悪魔の実SMILEについてのまとめと考察でした。