第1005話“悪魔の子”で、戦いの続く鬼ヶ島ドクロドーム「ライブフロア」の様子が描かれた。
その中に、ヒョウ五郎と思われる男がいた。
後ろ姿しか描かれていないが、その風貌は現在の姿ではなく全盛期の姿に見えた。

今回はこの変化の理由について考えたい。
地翁拳の奥義「戦闘保拳」?
“戦闘保拳”という技がある。
これはドンキホーテファミリーの幹部ラオGが使う
“地翁拳”の奥義。
怪我や病や老化した時の為に若い頃から筋力を積み立て保管しておく気功術で、解放すると筋骨隆々の巨体になる技。

ヒョウ五郎が“地翁拳”自体を極めているとは思わないけど、ワノ国にも似た様な技が存在しているのかもしれない。
20年の時が経ったといえども、あの筋肉隆々の姿が小さくしぼんでいる事は若干違和感があった。
かつて“花のヒョウ五郎”として誰もが知ってるヤクザの大親分が、誰にも気づかれない程に変わるなんて…と。
もしかしたら“戦闘保拳”よろしく、20年後の決戦を信じてそれに賭けてコツコツとエネルギーを貯めていた可能性も無きにしも非ず。
特にヒョウ五郎は、肉体に強く影響を及ぼす武装色の覇気(ワノ国でいう流桜)に長けている。
ワノ国流の“戦闘保拳”の可能性はありそうだ。
生命帰還(バイオフィードバック)?
他の可能性として
“生命帰還”を挙げてみよう。
“生命帰還”とは、2年前のエニエスロビーでCP9のクマドリが初披露した技だ。
「生・命・帰・還」!! “消化”!!! “吸収”!!!
人は本来ィ~~~頭の毛よりィ
…内臓・つま先・うぶ毛の先まで
己の体の全てに意識を…!!
あズ ズ ズイ~~~と張り巡らせれば
操りきれねェ箇所なぞねェっ!!!

これを会得すれば自在に髪の毛を動かしたり、体型を変えることができる、と。
チョッパー曰く
「バイオフィードバック(生体自己制御)」に近いらしい。
ヒョウ五郎の肉体の変化もこの“生命帰還”の可能性があるかな?
この決戦に向けて力を温存する為に、この20年間はエネルギー消費を抑えるべく“生命帰還”で体を小さくしていた可能性も…
マルコの再生の炎「鳳梨礫(なしのつぶて)」の影響?
ライブフロアにいた侍達は皆、マルコに「鳳梨礫(なしのつぶて)」を浴びせられた。

それはクイーンの疫災弾「氷鬼」の症状の進行を止める為だ。
不死鳥の能力を持つマルコの炎は「再生の炎」「復活の炎」と呼ばれている。
与えられる影響は微々たるものだが、他者に使えばその者の再生力を上げることができ、傷の治療などに使えるそう。
この不死鳥の炎がヒョウ五郎に影響を及ぼした??
まぁ兎丼を解放されてからは普通に食事は取れていただろうし、エネルギー満タンで全盛期の姿に戻る下準備が完了してて、マルコの「鳳梨礫(なしのつぶて)」を浴びた事がキッカケで…とか。
単純に、戦いの中で“侍魂”が目覚めて「気合」で全盛期の姿を取り戻した可能性も?笑
とにかく全盛期の姿で暴れ回るヒョウ五郎は見てみたいよね!
――という事で、ヒョウ五郎が全盛期の姿に戻った理由を考えてみました。
[判明] 疫災弾「氷鬼」の副作用
第1006話「侠客“花のヒョウ五郎”」にて、ヒョウ五郎が全盛期の姿に戻った理由が判明。
それはヒョウ五郎自身のパワーアップではなく、クイーンの疫災弾「氷鬼」による副作用だった。

氷鬼の特性として
「凶暴性と筋力が増す」「感染したら命は持って1時間」といわれていたから、生命力を削る一時のパワーアップとは理解していたけど、まさか老人が全盛期の姿にまで戻るとは全く考えてなかったなぁ。